2005年シーズン中に30歳を迎えた。
小学校時代に陸上を始め山あり谷ありの競技人生だったが、正直ココまで続くとは思っていなかった。
この歳まで続けるとまさしく陸上が生活の一部となっていて、陸上に出会わない人生は想像もつかないものになってしまっている。

学生から社会人になった年。競技においても大きな変化を強いられた。
しかしそれは時間的な拘束によるものだったり、仕事に対する責任感だったりするものだった。
その後、結婚、自宅購入、長男誕生と人生の転機となりうるできごとが幾度とあった。
そして、今年迎えた30歳という転機。

現実問題、意識していたほどの事象は何もない。
それはそうだ。30歳になったからといって、やる事が急に増える事もなければ、体力が急に低下するものでもない。
日々生活していく中でのたった一日の違いに過ぎないのだから。

体力の衰えは日々やってくる、そういう年齢だ。しかたがない。
それは日々のトレーニングで補っていくほかない。
逆に日々の成長もある。肉体的な成長は多くを望めないが、精神的な成長は若い頃となんら変わりがない。

がむしゃらに走れば良かった時があったように、それでは何も見つからない時もある。
肉体と精神のバランスを考えて、今自分にできる最高のパフォーマンスをめざす。
それがこれからの陸上競技との向き合い方になるんだろうと思う。

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